webライターは楽しい!と言いたくて

副業

webライターといっても、その業種はさまざま。
僕が今やってるライターの仕事は、youtube用の動画の台本作成の仕事だ。

文字単価は0.5円で、割に合わない仕事をしてるとはわかってる。だが、物語を書いて、さらにお金をもらえるなんて、こんな贅沢な事があってもいいだろうか。タダでもいいくらいだと思っていた。

とはいえ、これを世間では「やりがい搾取」なんて呼んだりもする。

難しいなぁ。

しかし、自分の実力が足りてないのは十分わかっているし、これでよくお金もらえるな。恥ずかしいな。っていうのを承知した上で、それでも言いたい。

物語を紡ぐという行為は、この世の中でもっとも尊い生産行為なんだって。

いや、僕が書いてる台本なんてあれだよ?

やれ、浮気だ。やれ、嫁いびりだ。やれ、ネグレクトだ。やれ、詐欺だ。
と、扱ってる題材が俗物すぎて、びっくりするようなものばっかりだ。

しかも、
プロットはほぼ決まっている。
キャラクターの方向性もほぼ決まっている。

ある程度の脚色は許されているし、自由度も高いけど、それでもこういった事件をあつかってくれという注文があり、文字数も決まってるから、必然と
出来ることの幅は、無限にあるわけでもない。

借り物の箱に借り物のキャラクター。
それでも、物語を紡ぐうちに、何回に一度、キャラクターに命が宿っていく瞬間を感じる時がある。

それがたまらない。
どんな面白いゲームをやってる時よりも、
どんな綺麗な女性と話す時よりも、
どんな刺激的なアトラクションに参加している時よりも、

その瞬間こそが、何よりも自分の中で、一番生きてると実感できる時だ。

だから、どんなに文字単価が安くても、続けている自分がいる。
うーーん、やっぱり「やりがい搾取」と言われてもしょうがないよなぁ。

しかし書き終えた後はいつも、どっと疲れてその後、しばらく何もしたくなくなってしまう。これもまた、つらい。

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